アストンマーチン(ASTON MARTIN)もどき製作

とにかくタイヤの構造を見てほれこんでしまいました。とりあえず、タイヤ関係部分を切り抜きます。
タッチアップも入念に行います。といっても黒を薄めて灰色っぽくしても金属の地色にはなりません。
タイヤの外周部は膨らみをつけます。
(ポインタを画像に)硬質のスポンジ(なぜか導電スポンジを使っている)の上で丸棒を押し付けてRをつけています。
ホイール部分はセンターが奥に入っているようなのですこし癖をつけておきます。
説明書では構造断面図しかありませんので、順番がわかりません。私は
(1)表のホイールとタイヤ外周部をあわせ、
(2)これにタイヤの接地面を貼りました。(こうすれば裏側からしっかり接着できる)、
(3)裏の外周部と裏蓋を合わせ、
(4)最後に接地面と張り合わせる(多少浮いても裏側なのでOKとします)。のりしろが見えたらマジックで目立たなくしています。
(5)最後に表の外周リングを貼り、それに合わせるようにホイールをかぶせました。
なぜか構造断面図の が余ってしまいました。どう考えても不要ではないかと思います。なくてもどこかのタイヤのようにリコール要求はないと思います。
タイヤが完成しました。あとはセンターのナットを工夫するだけです。
いよいよ本体です。このデータではマット紙と光沢紙を印刷できるようにレイアウトしてありますので大変経済的です。
プリンタがへたっているらしく、黒の印刷に縞がでます。このため運転席などは改めて絵の具を塗っています。
M2に突き刺したあとカットしろとはどういうことなのでしょう。見なかったふりをしてカットして適当に貼り付けてしまいました。
このへんからそろそろ怪しくなりました。四角い箱に丸く貼る技術が必要です。紙は印刷に失敗した用紙を使っています。
(ポインタを画像に)反対側からの画像です。
シャーシの後部です。あとで考えるとマフラー部分のようです。逆さに貼り付けたのかもしれません。このときは本体に隠れるだろうと思っていました。折り方が逆だったのか未だにわかりません。
ここもあとで失敗だとわかった部分です。最終的にはマジックで黒く塗っています。
このモデルは内装がきっちりしていることも魅力のひとつでした。
(ポインタを画像に)内装との接合がよくわかりませんでしたが、いろいろ折ってみてこうだろうと見当をつけました。
ところが折り込んだ内装の形とドアの形の形が合いません。
(ポインタを画像に)結局、折り込んだ形でドアの内装部を接合しました。三角板の糊代で補強しました。このへんから技術以外の難しさが表面化してきました。
シートの正面と背面で形が合わず、無理やり合わせて接着するとシートの膨らみが出てきました。なるほどと納得です。

安全ベルトがどこから出てくるのかわからず、いろいろネットで調べてみてあの穴だとわかりました。既にシートは完成しているのでピンセットで押し込んでいます。これで運転席セットがそろいました。
(ポインタを画像に)データではステアリングはペラ紙一枚ですのですこし厚みを持たせてやることにしました。2ミリ厚のボール紙で作ります。
念願の透明ウインドゥです。ガラス部分をくりぬいてPP素材の透明シートを貼り付けます。これは実験の結果木工ボンドでは無理だったので瞬間接着剤を使っています。しかしこの透明シートの剛性があとで悲劇を呼びます。
屋根部分は3枚のパーツでできています。段差がつかないようにのりしろは切り取って裏から補強しています。このへんから他の部分との整合をみながら恐る恐る組み合わせていきます(こちらが付けばあちらが付かず)。
(ポインタを画像に)裏から見た画像です。しかしフロントガラスとリアガラスが平面状態なため、本来の幅より広くなっているようです。
リア部分です。ここも上半身との兼ね合いを見ながら作ってゆきます。組み合わせてみて初めてリアのそり具合がわかります。
テールランプの引っ込み具合もリア部分と相談しながら接着します。
(ポインタを画像に)テールランプ装着しました。しかしエアスポイラーが飛び出ています。これは山折りと谷折りを最初から間違えていたためこのようなパーツができてしまい、完成するまで間違いに気がつきませんでした。こういうところが世界に一台しかない貴重品といえるゆえんです。補助噴射孔ということにしておきます。
フロントのライトに取り掛かります。これも展開図では見当が付きませんでしたが、いろいろ考えてこの形にたどり着きました。しかしのりしろがひとつ余計のようです。
ボンネットの左右にある細いパーツで本来は微妙なカーブが出現するのでしょうが、まだよくわかっていません。のりしろだけは切り取って裏から補強することにします。
フロントグリルの内側の部品ですが、これも作り方がわかりませんでした。いろいろひねり回してこの形になりました。
(ポインタを画像に)フロントグリル内側2段目のつけ方がわかりません。適当にしました。
フロントのパーツをあわせこんで前部分が大体完成しました。側面のタイヤ上部が非常に脆弱になっていることがわかります。だいぶ痛々しくkなってきました。
リア部分と上半身を結合します。リアガラスがうまく丸くならないのでさっそく隙間ができてきました。
(ポインタを画像に)次にフロント部分と結合します。フロントとのひずみはドアを適当につないで回避しようとしていますが、役に立っていません。
シャーシ部分はおおむね満足です。シフトレバーは爪楊枝を使いました。
シャーシ部分とあわせるとなぜか、タイヤカバーの部分がはみ出ています。
(ポインタを画像に)今の今まで、シャーシは本体にすっぽり入ると思っており、印刷ミスの用紙を流用したのですが、とんでもないことになりそうです。
マフラーのようですが、折り方がわかりませんでした。このまま使えばディスカバリー号です(平行な面を基準に蛇腹折りすればいいとわかったのは完成後です)。
はみ出たところは切りとり、あるいは色を塗りやっと完成です。
なんとも情けない雄姿です。
今回の敗因は、(1)木工ボンドが光沢紙についてしまうと汚れてしまうこと、(2)展開図だけでは完成形が読みづらかったこと、透明シートが硬すぎたこと、(3)技術が伴っていなかったことなどが挙げられます。これからも精進が必要です。
inserted by FC2 system