スチームエンジン(SteamEngine)製作

元データはEdo Bertschyさんのサイトにある「Steam Engine」です。いろいろバラエティに富んだものを作っておられ大変参考になります。


 盆休みを利用して弟とスチームエンジンの製作に入る。この時点では2人で2日もあればできると踏んでいた。とりあえずは部品の切り出しである。制作方法はそれぞれ異なり、私は番号をつけて全部切り出してから組み立てに入る。弟は説明書の順に切り出してパーツごとに組み立てるようだ。
組み立ててすぐ判明したのがクランクの不具合である。側板が長すぎる。これは余る分を切り取って解決した。
 シリンダーとクランクをつなぐユニバーサルジョイントとギアである。この辺は弟が担当。部品もきっちりとしており楽しめただろう。色が白なので糊の処理やタッチアップに気を使わなくてもいいのが嬉しい(弟はこの辺で帰ってしまった)。
 クランクをシリンダの真下につける必要があるため、シャフトは現場あわせである。また太さも微妙に違うため、穴あけの段階から軸との関係を頭に入れておかなければならない。
クランクの色が違うのは印刷品位を変えて印刷したため。
シリンダは単なる円筒であるが、このなかにもピストンを模した部材が入っている。このシリンダーの窓は何のために開けたのかいまだに謎である。
 シリンダに付属する謎のボックスである。これも外見的には箱に1本棒が貫通しているだけなのだが、内部は複雑である。組み立てると誰も見ることのない部品をつくる心境も複雑である。
 保持台座の上にシリンダを載せてみると歪んでいることが判明した。台をねじって矯正しようとしたが限度がある。台座から作り直すか放置するか丸1日呻吟した。こんなに悩んだのは久しぶりだ。結局上部をすこし削って修正することとした。完成品をみるとそれでも少しねじれているが許容範囲だろう。
 懸案が解決したので小物作りに入る。手前の皮袋だろうか何に使うのやら見当がつかない。
 ギアボックスの製作に入る。2枚の部品を組み合わせコの字型のフレームを作るが、ここでも不具合が発生。斜線の部分を切らなければ所定の型にならないことが判明。寸法を合わせながら修正。なお手前のパーツも穴あけ指示がないが、ここに開けなければキアのシャフトが通らない。組み立てたあとでは万事休すであった。
 この辺はあとで穴を拡げることができないため、実際にシャフトを通しながら組み立て。
 小物用のシャフトはかなり細くしないと次の工程で頓挫してしまう。針金や爪楊枝を使おうかとも思ったが、何度も練習してようやく爪楊枝より細い筒が作れるようになった。紙縒りを縒る要領である。案外強度がある。
 ギアボックスと砂袋(?)を組み合わせたもの。実際に回るのが嬉しい。
 完成である。
実際に動力源として動くわけではないが、コマ送りで動かしてみた。
手前のシャフトが仕事をしていないようだが、実際にどう動くのか見当がつかない。

戻るBack

inserted by FC2 system